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theMystery.doc

Matthew McIntosh, theMystery.doc


とにかく分厚い。
1664ページ!
でも、古い映画からのスチル写真が十ページ以上続いたり、白紙のページがあったり、会話(チャット)ばかりだったりするので、ざくざく読めます。300-400ページ程度の作品を読むくらいの手応え。

ここで冒頭近くをたっぷり読めます。
ハードカバーを買えば、電子書籍も無料で手に入れられるという特典付き。
(だって、ハードカバーは重すぎて持ち歩けません。電子端末でないと。)

内容は……要約不可能。
記憶喪失の男性が目を覚ますところから始まりますが、あとは、あまり互いに結び付かないいくつもの話が続きます。
記憶喪失の男はその後、「敵組織のエージェント」ではないかと疑われてピンチに陥る……
それと別に、作家本人と、脳腫瘍で死の床にある父親との対面場面とか、生後数日で亡くなる姪っ子の話とか、痛ましい場面の描写はすごい筆力。
ネットのホームページで、人間みたいに応対するチャットボットの会話も面白い。
ポストヒューマン時代の新小説!?
「現代の『荒地』」!
「21世紀文学のインスタレーション作品」!
『紙葉の家』のインパクトとまでは言いませんが、面白いです。

今時、インタビューやサイン会をしないタイプの、珍しい作家。
応援したい。
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T・S・スピヴェット君傑作集

ライフ・ラーセン 『T・S・スピヴェット君 傑作集』。



「モンタナに住む十二歳の天才地図製作者、T・S・スピヴェット君のもとに、スミソニアン博物館から一本の電話が入った。それは、科学振興に尽力した人物に与えられる由緒あるベアード賞受賞と授賞式への招待の知らせだった。過去にスミソニアンにイラストが採用された経緯はあるものの、少年はこの賞に応募した覚えはない。これは質の悪いいたずら?
そもそもこの賞は大人に与えられるものでは?
スピヴェット君は混乱し、一旦は受賞を辞退してしまう。だがやがて、彼は自分の研究に無関心な両親のもとを離れ、世界一の博物館で好きな研究に専念することを決意する。彼は放浪者のごとく貨物列車に飛び乗り、ひとり東部を目指す。それは、現実を超越した奇妙な旅のはじまりだった。
アメリカ大陸横断の大冒険を通じて、自らの家族のルーツと向き合う天才少年の成長と葛藤を、イラスト・図表満載で描き上げる、期待の新鋭による傑作長篇。」

映画もよかった。
監督はジャン・ピエール=ジュネ。
この映画にぴったりです。
予告編はこちら。


イラスト・図表満載というところが愉快です。

ナイト・フィルム

『転落少女と36の必読書』で華麗にデビューしたマリーシャ・ペスル。


第二作は実験的なスリラー小説『ナイト・フィルム』。


架空の映画のスチルとかがテキスト中に混じっているばかりでなく、仕掛けが凝っています。
kindle版はおすすめではありません。紙の方がいいです。

本のトレーラーがまるで映画のよう。


ザ・ファミリアー

ダニエレブスキーの最新作は雑多テキスト系というか、タイポグラフィー系というか、ちょっと分類しにくいですが、印刷に凝っている割にはちゃんと読めるので、評判もいいようです。

現在4巻まで刊行されていて、全27巻になる予定。
しかもどれも900ページ近いです。



こちらは、少しだけ本の中も覗かせてくれる紹介動画です。

紙葉の家

ダニエレブスキーの『紙葉の家』は、持っているだけでもおしゃれな本です。
詳しい紹介はこちらをどうぞ。
邦訳は品切れ状態なのが残念です。


トレーラーを作成した愛読者もいます。


作家ご本人は、イメージ通り、こんな人です。





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