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ロールシャッハの鮫

ダニエレブスキーの『紙葉の家』が話題になったのに比べると、スティーヴン・ホールの『ロールシャッハの鮫』はあまり注目されなかった気がします。オリジナルタイトルは Raw Shark Texts(ロールシャッハ・テキストというのを英語で発音すると、そんなふうに聞こえる)。



やや難しい『紙葉の家』に比べると、はるかに気軽に読めます。
映画化の話もあったようですが、どうなったか不明。

作者が自作を語る動画がこちら。



雰囲気のある動画紹介はこちら。


100兆の詩篇

紹介はこちらのHPをどうぞ。

写真が添えられたこちらもインパクトがあります。

10編の14行詩を短冊みたいに切って組み合わせたら、10の14乗の詩ができるというアイデアです。



現物を買って、はさみを入れるのには勇気が要りますね。
コピーした複製を切るのが無難かもしれません。

動画もどうぞ。


あなただけの小説家

でっち上げた生物の図鑑とか、でっち上げた民族の事典とか、でっち上げ系の作品にもいろいろありますが、でっち上げた小説の翻訳というのもあります。
ネル・ジンクの『プライベート・ノベリスト』。



実在するイスラエル作家の作品を(ヘブライ語が読めないので、梗概だけを手掛かりに)翻訳=でっち上げた小説。
もともとそのイスラエル人作家に個人的にメールで書き送ったものなので、出版に際しては「プライベート・ノベリスト」つまり「あなただけの小説家」と題されています。

ユリシーズ

ジョイスの『ユリシーズ』は文体変化系、設計図系、だじゃれ系の元祖。
河出書房新社から柳瀬尚紀さん訳(全18章中、1-12章)が刊行されるといううれしいニュースです。
12月初め刊行予定。


河出書房新社様、ありがとうございます。

ならずものがやってくる

章ごとに文体や語り手が変化する小説もありますね。
ジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』は、わりと新しいところで文体変化系の話題作の一つ。
翻訳刊行当時には、新聞書評もいくつか出ました。
これとかこれとか。



最終章がパワーポイントプレゼンテーションになっているのもさすがのアイデア。

飯田竜太さん

小説、ではありません。

彫刻系の人、というか、本を彫刻する芸術家なのですが、飯田竜太さん。
HPはこちら

新潮社刊行のピンチョン『V.』の表紙デザインをした人です。


こちらの作品だと、何がどうなっているか、分かりやすいかもしれません。

こちらの動画も。


S.

J.J.エイブラムズとダグ・ドーストの『S.』。
エイブラムズはあの映画監督のエイブラムズです。
手紙やはがき、その他、いろいろ挟み込み系。
注釈みたいな書き込みもたくさん。



手間を考えると翻訳は出そうもないです。
詳しい日本語書評はこちらにあります。

CM動画もクールです。


長めのCMもあります。


こちらの映像を見ると、開封する気分が味わえます。



共和国のコウモリ

ブックデザイナーのザッカリー・トマス・ドドソン。
ブレーク・バトラー『スコーチ・アトラス』をデザインした人。



彼が、自らの持てるデザイン技術を駆使して書いたのが『共和国のコウモリ』。



共和国というのは、テキサスのこと。

ドドソンのHPはきれいです。

『スピヴェット君』に似た雰囲気ですね。
作者自身による紹介動画はこちら。

2次元時間小説?

今回は「本」として発表されているのではなく、こんなことをやっている人もいます、というのをご紹介します。
2次元時間小説なるもの。
こちらのまとめページをご覧ください。

網目状にどのルートでも、(一応)意味の通る文章になるというものです。
さすがにこの長さでは「小説」とは呼べないと思いますが……さらに面白いものを生み出しそうでもあります。

詩や言葉遊びの領域なら、似たような試みが他にもあるかも。



分類は適当です

今までの記事では、めちゃ適当に作品をカテゴリー分けしています。

ばらばら系
架空系
事典系
文字なし系
おしゃべりメタフィクション系
彫刻系
コラージュ系
挟み込み系
など。

特に根拠はありません。
今後も、

だじゃれ系
学術系
タイポ系
文体変化系
雑多テキスト系
束縛系
数学系

などが登場する可能性がありますが、あくまで直感的な分類ですので、あしからず。

スタニスワフ・レム

スタニスワフ・レム。
映画の好きな人なら、『ソラリス』などで知られるSF作家です。
彼は架空の本の書評集『完全な真空』と、架空の本の序文集『虚数』を発表しています。

汚辱の世界史

ボルヘスの『汚辱の世界史』は、半”架空系”?
吉良上野介も登場する、悪党列伝です。

「無法請負人」モンク・イーストマン、「動機なき殺人者」ビリー・ザ・キッド、「女海賊」鄭夫人、「傲慢な式部官長」吉良上野介など、読者には先刻お馴染みの悪党や無法者についての史実や原話を本歌取りしたボルヘスの最初の短篇集。「他人の書いたものを偽り歪めることで自分を愉しませていた」ボルヘスによる悪党列伝。

架空の伝記

マルセル・シュオッブ『架空の伝記』は、その後のいろいろな“架空系”に影響を与えた作品かもしれません。
日本語訳はシュオッブ全集で手に入りますが、高額。
私は図書館で読みます。



不運な人々

BSジョンソン『不運な人々』は、”ばらばら系”の代表格。
本が綴じてなくて、どこからでも読める小説。
箱入りです。
読まなくても、アイデアだけでも面白い!


ハザール事典

男性版と女性版が存在するパヴィチの『ハザール事典』。
とても詳しく説明しているHPがいくつかあります。
こちらとか、こちらとか。

2015年に文庫で再刊行されましたが、男女、両版ともそろえるおつもりならまた品切れになる前にどうぞ。



パヴィチは他にも実験的な作品をいくつも書いていて、しかも、驚くべきことに日本語訳されているものもあります。


アライバル

つい先日、テレビ番組で、芸人さんがおすすめしたことでまた話題になっている文字のない絵本。
ショーン・タンの『アライバル』。



ビデオで紹介するのがこちらの映像です。


フラン・オブライエン

ジョイス、ベケットを継ぐアイルランドの実験的作家フラン・オブライエン。
人気も高いので結構、詳しく紹介している日本語のホームページも多いです。

『スウィム・トゥー・バーズにて』についてはこちらのHP

『第三の警官』についてはこちらのHP

『ドーキー古文書』についてはこちらのHP

『ハードライフ』についてはこちらのHPをご覧になると雰囲気がよく分かります。

20世紀の実験小説というと必ず名前の挙がる作家なので、どうぞお試しあれ。

ヒア

今まで誰も読んだことがない文学
誰も見たことがないアート
まったく新しい哲学
がここにある!

というグラフィックノベル。
漫画という感じではありません。

今日発売の日本語版です。



ビデオで紹介するのはこちら。

リンド・ウォード

リンド・ウォード(Lynd Ward、1905年 - 1985年)は、アメリカ合衆国の版画家。

『神の僕』『狂人の太鼓』など、連続する木版画のみで物語を表現する「文字のない小説」を刊行しました。

版画のみの作品なので、洋書(原書)で買ってもいいかもしれませんが、日本の出版社からも翻訳(?)が出ています。



英語ですが、作者と作品を分かりやすく10分ほどにまとめたビデオがこちらにあります。



暗号の木

映画化もされた話題作『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を書いたジョナサン・サフラン・フォアは、本のスタイルにもこだわる人。『ものすごくうるさくて』もすごいビジュアルでしたが、『暗号の木』はもっとすごい。



ビデオでどうぞ。
こちらは著者自身による紹介。

こちらは出版社の苦労が忍ばれるメイキング映像。三か月を三分で紹介。


ヒューミュメント

トム・フィリップスの『ヒューミュメント』。
ほとんど知られていない19世紀小説『ヒューマン・ドキュメント』を加工した作品です。
一部残された原文とコラージュとから成るもので、眺めるだけでもきれいですが、物語としても読めます。

こちらのHPで元のテキストと最初の加工ヴァージョンと二度目の加工ヴァージョンが見られます。

アーティスト自身による紹介ビデオもどうぞ。

捜査ファイル・ミステリー・シリーズ

かつて中央公論社から出ていた捜査ファイル・ミステリー・シリーズ は驚きのスタイルでした。
事件の手掛かりが現物で本の中にファイルされているという画期的な本!
(もちろん、それっぽい複製ですが。)



今では見られないタイプの本なので、コレクター商品としてお一ついかがですか?
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